後遺障害の細部判定

後遺障害の等級は14段階の区分と介護が必要な2段階の考え方があります。そして、各等級の中には、部位別による142項目の細部項目が設定されているのです。

また、胸腹部臓器の障害や神経系統の機能及び精神疾患なども細かく分類されています。そして、等級によって判定された後遺障害慰謝料は、異なる障害が2つ以上ある場合には、重い方の等級のランクを上げ、複数障害の等級とする「合併」という判定があるのです。また、後遺障害等級表に該当しない障害については、その障害の程度を見極め、障害の程度が度程度か判断して等級を決めることになります。これは、「準用」と言いますが、正確な判断をしてもらえるよう資料を提出することです。そして、後遺障害を受けている部位に新たな人身事故によって障害が加わりより重たくなった場合は、以前に受けている等級認定額と今回の等級認定額を差し引いて後遺障害慰謝料となります。この方法は「加重」という方式です。交通事故でない限り加重という方式は、成り立ちません。

症状固定後に作成される後遺障害診断書や関連資料を作成するにあたり、自動車損害賠償責任保険を熟知されていない病院では、微妙な症状を上手く表現して頂けないことがありますから、そのような場合は、正確な作成が可能な病院に転院されることをお勧めします。